1日に野菜を350g食べた方がいいのはなぜ?

毎日の食卓に野菜を増やそう

 

 

「健康日本21」の指針を受けて、日本栄養士会によるシンポジウムも行われているわけですが、講演では、野菜の摂取量についてに加えて、腸の健康を保つために食物繊維が役立つことの話や、バランスのいい食事の勧めとして、日本型の一汁三菜の献立に注目することなども説明されています。

 

 

更にはどんな食品を食べるかだけではなく、「よく噛む」ことの重要性も説明され、しっかり味わっておいしく食べることも健康のためには大切だとなっています。

 

 

このように野菜をしっかり摂ることや食べ方が大切なわけですが、実行するためには献立の工夫も必要となってくるでしょう。日本栄養士会では、講演第二部として、料理研究家・管理栄養士による「パパッと簡単、やさい料理」と題された、電子レンジを使用した炊飯・マリネやお浸し、煮豆などの手軽にできる野菜料理の提案も行われています。

 

 

実際、野菜を積極的に食べなければならないと頭では理解していても、時間に追われがちな忙しい現代人にとって、きちんとダランスのいい料理を作ることは困難なこともしばしばあります。そこで、電子レンジを活用することで、手軽に内容の整った食事ができるというのは、実に実践的な提案だと思います。

 

 

また「もう一皿」というのも良いアイデアです。2010年の国民栄養・健康調査によると、野菜摂取量は、成人で50g程度不足しているのですが、これをトマトで約半分、青菜類で約1/4束を「もう一皿」として添えるわけです。これなら確かに食べられそうです。